アイ・ティ・フロンティアとドリーム・アーツは5月27日、レンタルのニッケンにドリーム・アーツの企業情報ポータル型グループウェア「INSUITE Enterprise」とWebデータベース「ひびき Sm@rtDB」を提供、2月22日から運用が開始されていることを発表した。システム設計/構築および導入はアイ・ティ・フロンティアが担当、導入規模は3,000ユーザに上る。

レンタルのニッケンは、建築レンタル業界のリーディングカンパニーで、土木建築関連機械を中心に約3,200種類/約69万点もの商品レンタルのほか、自社商品の開発/製造/販売も行っている。"所有からレンタルへ"というトレンドが進む中、拡大する顧客のニーズに応じて膨大な数の商品を提供していくために、同社は社内の情報共有システムの見直しを検討、今回のシステム刷新となった。

同社の新情報共有基盤の選定にあたっては、

  • 製品の信頼性
  • 権限に応じて必要な情報を集約表示するポータルなどの機能
  • 旧システムからの情報資産継承の容易性

などが基準となり、これに合致した製品として「INSUITE Enterprise」と「ひびき Sm@rtDB」が評価され、採用に至った。レンタルのニッケンは、従来からすべての文書に情報番号を振り当てて管理するなど、統制のとれた情報管理/共有を重要視していたため、とくに権限に応じた情報集約表示は欠かせないポイントだったという。このため、ドリーム・アーツ製品の導入を担当したアイ・ティ・フロンティアは詳細な権限設定や業務ワークフローの作成を分担し、情報の統制と活用を向上させた。

レンタルのニッケンでは今後、新システムを活用して顧客に対する新サービスを創出していきたいとしている。