天童木工の代表作とも言える柳宗理デザインの「バタフライスツール」

6月24日より、リビングデザインセンターOZONEにて、「天童木工」の技術と歴史やジャパニーズモダンファニチャーが生まれた背景を紹介する展覧会「HISTORY OF TENDO MOKKO」が行われる。

天童木工は、1940年に古くから木工業が盛んであった山形県天童市に創業した家具メーカー。伝統的な木工技術に加え、新しい技術として成形合板に着目し、新しい意匠を試みるデザイナーとともに、成形合板の技術開発に挑んだ。

1950年代には、日本人デザイナーはもちろんのこと、海外の著名なデザイナーも魅了するものとなり、実際に家具やデザインに携わる多くの人々が工場を訪れ、その可能性を広げるきっかけをつかんでいった。

同展は、成形合板の可能性を追求し続け、職人の手から手へと受け継がれる新しい技術と発想の出会いが数々の傑作を生み出し、時代を彩る製品を創造し続けている天童木工の技術や歴史を紹介するとともに、ジャパニーズモダンファニチャーが生まれた背景を紹介する。

展示内容は、天童木工の技術と歴史をパネル展示するほか、日本を代表するモダンデザインの椅子、テーブル、キャビネット等を展示する。また、図面やカタログといった資料も合わせて展示される。

さらに、会期中には連動したセミナーも開催される予定。詳細はこちらより。

HISTORY OF TENDO MOKKO

会場 リビングデザインセンターOZONE
会期 6月24日(木)から7月6日(火)
開場 10時半から19時
休館 水曜・祝日
入場料 無料