富士通ビー・エス・シー(以下、富士通BSC)は5月26日、ネットレイティングスのインターネットアクセス解析・分析用のデータベースエンジンとして同社のオンメモリデータベース製品「Oh-Pa 1/3 Data Server」が採用されたと発表した。
「Oh-Pa 1/3 Data Server」は大容量のデータをハードディスクではなくメモリ上に展開するオンメモリデータベースで、検索や編集、集計といった処理を高速で行えるのが特徴。
ネットレイティングスは、1日あたり数億ページビューにも達するサイトについても即時性を持続した上で、「インターネット視聴率調査」をはじめとした多種多様な測定サービスを提供するといった目標に取り組んでいるとのことだが、「Oh-Pa 1/3 Data Server」の採用によってデータ処理時間の大幅な短縮と日々増大するデータへの対応が容易になり、これまで以上の多様なサービス展開が可能になったという。
なお、「Oh-Pa 1/3 Data Server」は更新系バッチ処理や大規模なデータウェアハウス(DWH)をターゲットとした製品とされており、大容量メモリを搭載したサーバが主なターゲットとなる。また、メモリ管理、セッション管理、アクセス制御、監査ログといった運用管理機能やC/Javaに対応したコマンドAPI、開発生産性の向上を目的とした専用GUI機能が用意されている。