Texas Instruments(TI)は、アクティブ・フィルタ設計アプリケーション「FilterPro」の最新版となる「FilterPro v3.0」を発表した。
同バージョンでは、新規に機能を改善したユーザー・インタフェースと、洗練されたフィルタ設計エンジンを採用したことにより、受動部品の許容誤差の調整および応答の変動の表示、受動部品の値のスケーリング、フィルタの性能データの表示およびExcelへのエクスポートなどの機能が利用できるようになった。
また、「Filter Design Wizard」を活用することにより、容易な回路設計、編集ができるほか、電圧帰還オペアンプを使用して、複数フィードバック(MFB)、サレンキー、ローパス、ハイパス、バンド・パス、バンド・ストップなどの各種フィルタの設計が可能だ。
さらに、ベッセル、バターワース、チェビシェフ、ガウシアンおよびリニアフェーズなど各種の応答形式をサポートするとともに、1~10個のポールを持つフィルタの設計が可能で、設計上の柔軟性が提供されている。
なお、同バージョンはすでに提供が開始されており、同社Webサイトより無料でダウンロードすることが可能となっている。