Cadence Design SystemsとIBMは、SoC統合作業向けに最適化された高性能IPを共同で開発するための契約を締結したことを明らかにした。

同契約に基づき、両社は32nmプロセスでのSOI技術を使用し、DDR PHY、メモリ・コントローラ、PCI ExpressおよびEthernetなどのプロトコルを開発することとなる。同技術は、CadenceのCadence Open Integration Platformを活用することにより、サーバ、ビデオ・ゲーム、およびその他のデバイスに使用される予定だ。

同プラットフォームは、Cadenceが提唱する「EDA360ビジョン」の中核をなすもので、IPを統合するための設計環境、統合向けに最適化されたIP、およびカスタマからの要求に応じて提供される統合サービスで構成されており、これらはすべてCadenceが提供するミックスシグナル、デジタル設計、検証、およびインプリメンテーションのテクノロジによって実現されている。