ソニーが東京・六本木ヒルズのアリーナにおいて、5日間に渡って開催した「dot park」が、5月25日に幕を閉じた。
dot parkは、ソニーが2009年9月に発表した同社初の統一ブランドメッセージとなる「make.believe(メイク・ドット・ビリーブ)」の普及、啓蒙を目的に展開した「make.believe好奇心活性化プロジェクト」の第3弾となるもので、make.believeの言葉に込めた「好奇心」を、日本中の人々が生み出し、思い出すために、六本木ヒルズでの各種イベントや、インターネットなどを通じて展開していくのが狙い。
最終日となった5月25日には、ソニーのハワード・ストリンガー会長・社長兼CEOが来場。午後6時20分から行われた元気ロケッツによる「dot park live- make.believe 3D Live -」に参加し、3D映像と音楽とによって繰り広げられる新たなライブ環境を満喫した。
元気ロケッツによる「dot park live- make.believe 3D Live -」に来場したストリンガー会長 |
サウンドボールを手に音楽にあわせてご機嫌な様子だった。動画はこちら(QuickTime) |
また、同じく最終日には、今回のイベントの目玉企画のひとつとして行われた学生との共創ワークショップ「dot lab」の成果披露が行われ、ステージ上で学生が音と映像、身体を使ったアートを繰り広げた。
講師を務めた森本千絵氏は、「社会に出るとリスクを気にしてできないようなことが、学生の観点だからこそできたというものがいくつもあった」と講評。同じく講師を務めた日比野克彦氏は、「20代の学生の時の衝撃や出会いが、その後の生き方や方向性に生きてくる。この体験を大切にしてもらいたい」などと語った。
開催期間中には、六本木ヒルズhills cafe/spaceにおいて、PlayStation 3向けに開発中の「グランツーリスモ5」の3D版の体験コーナーや、6月10日に発売予定の3Dテレビを視聴できる環境を用意。そのほか、初日には茂木健一郎氏による講演や、3D映画「バイオハザードIVアフターライフ」のポール・アンダーソン監督による3D技術や最新映画の紹介。さらに、期間中には元サッカー日本代表の名波浩氏、俳優の石田純一氏による対談、MISIAによるステージパフォーマンスなどが行われた。