ジャストシステムは、行政機関としてふさわしい文書を作成できる官公庁・自治体向けの日本語ワードプロセッサ「一太郎ガバメント2010」とオフィス統合ソフト「JUST Suite ガバメント 2010」を6月18日より発売する。対応OSはWindows XP(SP2) / Vista / 7。価格はオープン。
「一太郎ガバメント2010」は、同社の日本語ワードプロセッサ「一太郎」を自治体・官公庁向けに強化した製品。同社では"特別な一太郎"と位置づける。"公用"専用のメニュー[GOV]を搭載し、文書の作成から公用文ルールに沿った個条書き、ATOKには内閣告示、訓令、諸通知に基づいた辞書を搭載する。Wordの読み書きやPDFの作成・編集なども可能なため、これら公用文規則ををそのまま各アプリケーションで共有できる。
また、文書中の個人情報に関連する語句を自動的に判別・抽出して塗りつぶし削除する「マスキング」、文書編集・印刷の制限機能など情報ろうえいや改ざん防止などに対応するセキュリティ機能も搭載する。そのほか、製品のアップデートを自動検知し更新ツールJUST オンラインアップデート for J-License」も新搭載、管理者が一括でクライアントの更新を行える。
「JUST Suite ガバメント 2010」は、「一太郎ガバメント2010」を含み日本語表計算ソフト「三四郎2010」、プレゼンテーションソフト「Agree 2010」、統合グラフィックソフト「花子2010」など8つのソフトを搭載する官庁、自治体向け統合オフィスソフトとなる。