日本アイ・ビー・エムは5月25日、中堅・中小企業向けデータベース管理ソフトウェアの新製品群「IBM Informix V11.5」の提供を開始した。同製品は、これまで有償オプションとして提供していた複数の機能が標準機能に組み込まれている。

今回、データベース管理ソフトウェア「Informix Dynamic Server」に、従来はオプションとして有償だった機能が標準で組み込まれた。

具体的には、データ・ウェアハウス構築機能、データベース内にある重要データへのアクセスを詳細に制御できるラベル・ベース・アクセス制御機能、複数ノードからのアクセスでも高可用性と負荷分散を両立できる共有ディスク・クラスター構成機能などが組み込まれた。

さらに、同製品は、同等の機能を購入した場合の従来の価格に対して、約半額なっているという。

各エディションの価格は次のとおり。

製品名 価格(税抜) 備考
IBM Informix Ultimate Edition V11.5 440万1,000円～(100VU単位の場合) －
IBM Informix Growth Edition V11.5 143万7,000円～(100VU単位の場合) 最大4ソケット、16プロセッサーコアまで使用可能
IBM Informix Ultimate-C Edition 無償 Windows と Mac OSのみ対応
IBM Informix Innovator-C Edition 無償 最大1ソケット、4プロセッサーコアまで使用可能、並列処理機能なし