【クリエイター100選】第23回　太田伸志(クリエイティブディレクター)

雑誌+DESIGNING、雑誌Web Designing、マイコミジャーナルの3媒体が、様々なジャンルのクリエイターたちを100人連続で紹介していく新企画。第23回は、ラナエクストラクティブ取締役を務める、プランナー兼クリエイティブディレクター・太田伸志が登場。

太田伸志プロフィール

2000年、システムエンジニアとして就職後、株式会社ラナデザインアソシエイツを経て、2007年にラナエクストラクティブの取締役に就任。同年より武蔵野美術大学非常勤講師も務める。インタラクティブを中心に据えた企画・デザイン構築を得意とする。文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品、東京インタラクティブ・アド・アワード、グッドデザイン賞受賞など。

Q&A

――この仕事に就こうと思った年齢ときっかけは?

太田伸志(以下、太田)「コンピューターグラフィックというジャンルでいうと、小一の頃かもしれません。友人の家でスーパーマリオ中毒になった時、世の中にはこんな面白いことがあったのかと思いました」

――これまでで一番思い入れのある仕事は?その理由や思い出を教えてください。

太田「会社設立時の弊社のネーミングや、ブランディングを考えた時です。"会社をつくる"という責任と重圧の隙間で悩み続けながらの深夜作業。大変でしたが、深夜ファミレスの快適さを覚えました。漫画『THE3名様』の世界を味わった気分でした」

――この仕事を辞めようと思ったことはありますか?また、そのきっかけは何ですか?

太田「『作る』仕事以外にやりたいことが見つかれば、いつでもいいです。今のところ、それ以上に面白いことが見つかりません」

――これから取り組んでみたいこと、関わってみたい仕事は何ですか?

太田「小説、絵本、ドラマ、映画などの『ストーリーづくり』」

――愛用している、思い入れのある道具や本、ものを教えてください。

太田「スターバックス コーヒーの『ダブルトールエキストラホットラテ』」

――尊敬している人を教えてください。
太田「いっぱいいるのですが、たとえば星新一さん、荒木飛呂彦さん、佐藤雅彦さんなど、完璧なフィクションの世界を作りきれる人はやっぱり凄いなあと思います」

――アイデアを練る場所、時間などを教えてください。

太田「時間は、移動中とか会議の合間とか。場所は、コーヒーがあればどこでも」

――1カ月で仕事をしない日は何日ありますか?

太田「土日祝日は基本的にオフですが、週末は武蔵野美術大学に行くこともあります」

――理想的なオフの過ごし方は?

太田「映画館で4作品ぐらい連続鑑賞して、その後その映画をすでに観た誰かと会って、飲みに行きたいです」

――趣味やコレクションなど、いま、個人的にハマっていることを教えてください。

太田「ホームにいる時、次の電車まで5分でも時間があれば立ち食いそばを食べる。コンビニに行く時、左にしか道を曲がれないルールで歩く。‥‥みたいな、勝手な妄想チャレンジが小さい頃からのクセです。別に誰かに言うわけでもないのですが」

――お酒を飲みますか?週何日、どのくらいの量を飲みますか?

太田「あんまり飲みませんが、飲むぞという日は日本酒です。特に『八海山』と『浦霞』です。水が合うのか、やっぱり北国のお酒が好きです。ビールだったら『銀河高原ビール』が最高です」

――同業でよく飲みにいく、食事をする人は誰ですか?

太田「同業者とは限らないですね。日本酒仲間は随時募集中です」

作品紹介