The WebM project is dedicated to developing a high-quality, open video format for the web that is freely available to everyone.

GoogleはGoogle I/OにおいてHTML5ビデオコーデックとしてVP8をオープンソースソフトウェアと公開 (WebM Project)すると発表。Mozilla、Opera Software、Adobe Systemsなどがサポートを表明。メジャーブラウザの中では今のところSafariのみがサポートを発表せず、IEもIE9で何らかの形でのサポートする可能性がある。

Firefox開発版およびOpera開発版、Chromium開発版にはすでにWebMが組み込まれている。Chromeは24日以降の開発版で機能を取り込む見通し。たとえばYouTubeのURLの最後に「&webm=1&html5=1」を追加すればWebMに対応している動画はWebM/HTML5 videoで再生が実施される。

HTML5 video (VP8)閲覧例 - Chromium開発版/Ubuntu 10.04

HTML5 video (VP8)閲覧例 - Firefox開発版/Windows 7

HTML5 video (VP8)閲覧例 - Opera開発版/Windows 7 (WebMに対応しているマークは表示されるが、再生は確認できず)

HTML5 video (VP8)閲覧例 - IE8/Windows 7 (WebMに対応しておらず、再生を確認できない)

VP8のOSS化はHTML videoコーデックのデファクトスタンダードに大きな影響を与えるとみられていたが、MPEG LAがパテントプールの検討をはじめているといくつかのメディアが伝えており、今後どういった状況になるのかはまだわからない。