前原誠司国土交通相は5月18日、平休日の区別なく普通車の上限料金を2,000円とするなどの高速道路の新料金割引制度について、6月中に実施することを断念すると発言した。特定区間の高速道路を対象にした無料化社会実験は6月下旬から実施するという。
前原国交相は、新料金制度の実施時期は「国会の審議状況を踏まえて決めていきたい」と述べている。
新たな割引料金制度は、現行の制度が「日にちや車種が限定」、「首都高速と阪神高速は料金圏の適用」だったのに対し、「高速道路における時間帯と曜日の区別」、「高速道路と本州四国連絡高速道路における車種の区別」、「首都高速と阪神高速における料金圏」を廃止するというもの。
新制度の高速道路の上限料金案は、軽自動車が1,000円、普通車が2,000円、中型車が5,000円、大型車が5,000円、特大車は1万円となり、休日の場合、普通車の料金は現行制度より高くなる。
当面のところ、現行の料金割引制度が継続される予定。