Btrfs is a new copy on write filesystem for Linux aimed at implementing advanced features while focusing on fault tolerance, repair and easy administration.

UbuntuにおけるBtrfsの採用はだいぶ先の話になると見られていたが、どうやら最短で半年後に登場する可能性がでてきた。Ubuntuの開発マネージャであるScott James Remnant氏がScott James Remnant » Blog Archive » btrfs by default in Maverick?においてBtrfsの採用条件とその順序を説明している。紹介されている条件は次のとおり。

  • LinuxカーネルにおいてBtrfsが実験的位置づけから抜け出す必要がある。最近リリースされた最新版は2.6.34。次期バージョンとなるLinux 2.6.35で実験的位置づけからはずれるとみられる。
  • 機能フリーズが開始されるまでにGRUB2およびインストーラにおいてBtrfs対応を実現する。
  • アルファ版においてBtrfsをデフォルトファイルシステムとして提供する。

Linux 2.6.35は次期UbuntuであるUbuntu 10.10で採用が計画されている。つまり開発が迅速に進んだ場合、最短でUbuntu 10.10でBtrfsがデフォルトのファイルシステムとして採用される可能性がある。Ubuntuの開発マネージャから直接Btrfs採用に関する話が発表されたこと、Btrfsをデフォルトファイルシステムとして採用する意思があることなどが確認できたことが興味深い。