大日本印刷は5月14日、同日開催の取締役会にて文教堂グループホールディングス(以下、文教堂)が実施する第三者割当増資の全株を引き受けることを決議。2010年5月31日付で文教堂を連結子会社化し傘下に収めると発表した。

大日本印刷は、教育や出版流通事業強化を目的とし、すでに丸善や図書館流通センター、ジュンク堂書店を連結子会社化している。

同社は、「同事業を強力に推進するためには、中・小型店舗を主体とした書店網を保有する文教堂との強力が有効」と判断。今回の第三者割当増資を引き受けることとしたとしている。

今回の第三者割当増資引受けの内容は以下の通り。

引受株数 普通株式 5,000,000株
引受価格 1株につき 240円
引受価格の総額 12億円
払込期日 平成22年5月31日
株式取得後の所有議決権数の割合 35.77%(ジュンク堂の所有議決権数の割合16.08%と合わせると51.85%になる)