シー・エス・イー、ネットワールド、フォーティネットの3社は5月11日、中小企業向けに低価格でセキュアなリモートアクセス環境の構築支援で協業することを発表した。今回の協業により、フォーティネットのUTM「FortiGate」とCSEの認証製品「SECUREMATRIX」を組み合わせた「SSL-VPN/本人認証連携ソリューション」を共同プロモーションしていく。
今回、ネットワールドはCSEとフォーティネットの協力の下、自社の検証ラボで、中小規模ユーザー向けUTM「FortiGate-80C」とSECUREMATRIXの連携動作と負荷の検証を完了した。同ソリューションは、マトリクス認証を用いたワンタイムパスワードにより、トークンなどの認証デバイスを使わずに強固なセキュリティを確保する。
近年、企業において外部の多様なクライアントが接続可能なセキュアなリモートアクセス環境が求められているが、導入に際して「高価な機器が必要」「運用管理コストの増大」などの課題がある。
これに対し、3社が提供するソリューションは50ユーザーから利用でき、中小企業が抱える運用管理コスト面での課題を解決する。
同ソリューションは通常パックとアンチウイルス/侵入防御機能などが付加された「セキュリティ強化パック」の2種類がある。さらに、それぞれ24時間365日の保守・運用・監視サービスをオプションとして選択できる。
参考価格は、通常パックが49万8,000円、SSL-VPN 監視・運用・保守サービスオプション付き通常パックが59万5,000円、セキュリティ強化パックが53万3,000円、SSL-VPN 監視・運用・保守サービスオプション付きセキュリティ強化パックが63万5,000円となっている(いずれも税抜価格)。販売はネットワールドから行われる。