STMicroelectronicsは、近接・タッチセンサコントローラ「STM8T141」を発表した。すでに主要携帯電話メーカー向けに量産を開始しており、単価は1万個購入時で約0.45ドルとなっている。

近接・タッチセンサコントローラ「STM8T141」の活用例

同製品は、電極材質・厚みに応じて4段階の感度レベルに設定することが可能な1チャネルタッチ/近接センサで、省電力モード時の消費電力は11μA、Runモード時でも30μAとなっている。

電荷移動方式の静電容量センシング技術を採用しているほか、セルフキャリブレーション機能および自動再キャリブレーション機能による各種機器の製造期間短縮と誠意品寿命を通しての信頼性の高いタッチ検出を実現するという。

また、アクティブ・シールドをサポートしており、アース型のシールドに見られる電極感度の低下を伴うことなく、外部ソースに起因するノイズへの高耐性を提供することも可能となっている。