ソフォスは4月27日、暗号化によるデータセキュリティソフトの最新版となる「Sophos SafeGuard Enterprise 5.50」を4月26日より販売開始したと発表した。

「Sophos SafeGuard Enterprise 5.50」は、多層構造によるクライアントPCのデータ暗号化やデータ流出防止(DLP)を実現するための製品。

今回のバージョンアップでは、新たにWindows 7/Vistaに正式に対応し、管理コンソール(「Management Center」)がWindows Server 2008 R2(64ビット)にも対応した。また、ユーザーが暗号化パスワードを忘れた場合などに役立つ「ローカル・セルフ・ヘルプ機能」や、導入を容易にする「サーバー・インストール・ウィザード」などが用意されている。

さらに管理者アカウントが強化されたことでグループ管理が容易になり、大規模な暗号化の導入を実施する際にIT部門の担当者の作業負荷が軽減されるという。また、「管理者用アクセスオプション」によって、「リモートオフィスにある数台のPCへの導入から、サービスプロバイダタイプのような10万台以上ものPCへの対応もできるようになる」(同社)といったように、環境に応じた暗号化の柔軟な導入オプションを適用できる。

同ソフトに含まれる機能(モジュール)は、内蔵/外付けHDDとリムーバブルメディアの暗号化を行う「Sophos SafeGuard Device Encryption」、USBメモリなどのリムーバブルメディアや電子メールの添付ファイルの暗号化を行う「Sophos SafeGuard Data Exchange」、情報漏えいや外部からの攻撃に対するポートやデバイスの管理を行う「Sophos SafeGuard Configuration Protection」、集中管理用プラットフォームである「Sophos SafeGuard Management Center」の4つ。

同ソフトはモジュールごとの個別ライセンス販売形態となっており、参考価格は1万7360円/台(100~199台を対象に上記4つのモジュールをすべて導入する場合)となっている。