富士通SSLは4月27日より、FAX送受信業務の効率化やコスト削減、情報漏えい対策を実現するLinux対応FAXサーバソフト「FaxFactory」の提供を開始すると発表した。 同ソフトは、同社のFAXシステム「PerfectStation」をベースに、機能を「送受信」のみに絞ったもの。「PerfectStation」では1時間あたり1,000枚以上のFAX送受信に対応するが、「FaxFactory」の対応要件は1時間あたり500枚程度となる。

「FaxFactory」は「PCからFAXを直接送受信できることによる業務の効率化」「ペーパーレス化によるコスト削減」「紙を使用しないことによる情報漏えい対策」などが特長とされており、画像変換オプションとしてPDFやJPEG、PNG、TIFFといった形式に対応する(TIFFは無償対応)。

同ソフトは利用する機能などに応じて以下のような販売価格が設定されている(価格はいずれも税込)。

  • FAX送信 105万円
  • FAX受信 105万円
  • ISDNライセンス 10万5000円(1回線あたりの価格)
  • メールオプション(FAXの送受信をメール通知する機能) 52万5000円
  • 画像変換オプション 21万円(PDF、JPEG、PNGの1形式あたりの価格。TIFFは無償)

なお、同ソフトを利用する際は、サーバマシンに別途FAXボードを増設する必要がある。

同社は「FaxFactory」の販売目標を「3年間で100セット」としている。