2010年5月12日~14日の3日間、東京・台場の東京ビッグサイトにて「第13回 組込みシステム開発技術展(ESEC 2010)」が開催される。リコーのブースでは、組込機器用マザーボードなどのほか、組み込みフォントの出展も行われる。

組み込み向けフォントとしては、

  1. Jet Font(エレメント式フォント)
  2. レイアウトエンジン
  3. RT Font(エレメント式フォント)
  4. ビットマップフォント
  5. TrueTypeフォント

が出展予定で、この内、Jet Fontとレイアウトエンジンに関しては、これまでに多くの言語(中国語簡体字、中国語繁体字、ハングル、ヨーロッパ言語、アラビア語、タイ語、ヘブライ語)に対応してきたが、今回は2010年7月のヒンディー語対応版の発売に向けた開発がほぼ終了したとのことで、このヒンディー語対応版を参考出展として紹介するとしている。

一方の組込機器用マザーボードに関しては、32nmプロセス採用のモバイル向けCore i7に対応したものや、3系統のビデオインタフェース(外部:アナログRGB、CVI-D、内部:LVDS)から同時に2画面(独立)出力可能な45nmプロセス採用Core 2 Duoを搭載したもの、シリアルポート×3、USB×6、SATA×1および専用拡張カードによるLAN×2ポートを実現できるAtomを搭載したものなどの展示が予定されている。

このほか、同社ブースでは「組み込み用小型画像キャプチャシステム」の展示も予定。これは、広角フィッシュアイカメラを最大4台まで接続可能なUSB接続画像処理ボードで、SHマイコンを活用してWindows CEとUSBカメラクラスによる簡単接続を実現したというものとなっている。