ヤフー、ネットスター、デジタルアーツの3社は20日、『保護者のためのフィルタリング研究会』を設立した。家庭向けフィルタリングサービスの現状や課題について研究を行ない、保護者への情報提供や事業者の行動指針などをとりまとめていく。
現在、青少年の適切なネット利用を巡っては、携帯電話におけるフィルタリングサービスの使用が法律で義務化されているほか、自治体でも関連条例を定める動きが出ている。ヤフーら3社は、そうした動きの一方でフィルタリング関連情報が保護者に十分に行き渡っていないとし、現状の改善を目的に研究会を発足させた。座長には、NPO法人青少年メディア研究協会理事長 下田博次氏が就任する。
今後は保護者と共同してフィルタリングに関する共同研究や社会提言を行なっていくほか、保護者に対してフィルタリングを利用するための情報なども提供していく。報告書は2010年11月に公開する予定となっている。