ロームは、乾電池を用いたポータブル機器向けに、0.93V動作によりバッテリの長寿命化を実現する低電圧(1セル)動作ヘッドフォンアンプ「BU7150NUV」を開発した。すでに月産15万個規模で量産を開始しており、サンプル価格は400円となっている。

低電圧(1セル)動作ヘッドフォンアンプ「BU7150NUV」

同製品は、最低動作電圧0.93Vを実現しており、乾電池1本でも昇圧回路無しで使用可能なことに加え、電源電圧の立ち上げ時間に影響しないパワーオンリセット機能を内蔵している。

また、セットの仕様に応じてステレオヘッドフォンアンプ/モノラルスピーカアンプのどちらの方式にも対応可能なほか、85dBのクロストーク特性により臨場感の高い音声を再現することが可能。

さらに電源オフ・音声オフ状態からアンプ回路が起動完了するまでの自動シーケンスを内蔵してマイコンへの負担を軽減することが可能なほか、クリック・ポップノイズ低減回路なども内蔵している。