米Bivio Networksの日本法人であるビヴィオネットワークスは、Deep Packet Inspection(DPI)ベースのマルチアプリケーションサービス・プラットフォーム「アプリケーション・サービス・ゲートウェイ(ASG)」を発表した。

DPIベースのマルチアプリケーションサービス・プラットフォーム「Bivio ASG」

同製品は同社のDPIアプリケーションプラットフォーム「Bivio 7000」をベースとしたもので、ブロードバンド回線や携帯電話でインターネット接続を提供する事業者を対象とする、次世代の加入者向けサービスの開発、提供、管理に対応する包括的なソリューションとしており、今後カスタマは共通のASGデバイスを使用し、コンテンツベースのフィルタリング、処理および課金、セキュリティ管理、ペアレンタル・コントロールなどの加入者ベースのサービスを追加・展開することが可能となるとしている。

マルチレイヤ、マルチステージDPI および処理機能を実行するDPI分類エンジンにより結合されたアプリケーション、およびサービスの統合ソフトウェアスイートで、クライアント側のCPE管理が不要となる特長を持つ。また、ウェブコンテンツ管理、トラフィック執行、サービスプラットフォーム保護などのDPIマルチアプリケーションサービスを配備する機能も提供しており、特にウェブ管理モジュールは、2009年に同社が買収したFlowInspectのDPIエンジンをベースとし、サービスで使われるポートに関係なくHTTPトラフィックをフィルタリングできる機能となっている。

なお、同社では今後もBivio ASGの機能強化を図ることで、拡張性を実現するソリューションを提供していく計画としている。