米Appleは4月20日(現地時間)、会計年度2010年第2四半期(1 - 3月期)の業績報告書を発表した。「iPhone」の販売台数が前年同期比131%増となるなど主要製品が好調に推移したこともあり、純利益は前年同期比90%増、売上高は同49%増となった。CEOのSteve Jobs氏は、「2010年中にいくつかの素晴らしい製品を投入する」と述べている。
同期の売上高は135億ドル(約1兆2,584億円)、前年同期の90億8,000万ドル(約8,464億円)から49%増加した。純利益は、前年同期の16億2,000万ドル(約1,510億円)から90%増加し、30億7,000万ドル(約2,861億円)となった。1株あたり利益は3.33ドル(約310円)。Jobs氏は、「ホリデーを含まない四半期としては過去最高の業績」と述べている。
年末商戦後の1 - 3月期は携帯電話が最も売れない四半期だが、スマートフォンのiPhoneは前年同期比131%増の875万台を販売した。iPhoneは同期、新たに8社のオペレータから発売されている。このほかの主要製品としては、「Mac」は前年同期比33%増の294万台、「iPod」は同1%減の1089万台を販売したという。
Jobs氏は4月に米国でローンチした「iPad」が好評であることに触れつつ、2010年に「あといくつかの素晴らしい製品を発表する」と計画を明らかにしている。
Appleは2010年第3四半期(4 - 6月)の予測について、売上高を130億 - 134億ドル、1株当たり利益を2.28 - 2.39ドルの範囲としている。