富士通は4月20日、省エネ法の基準をクリアしたレイヤー2スイッチの新製品「SR-Xシリーズ」の発売を開始した。

SR-X526R1

「SR-Xシリーズ」は、サーバラックと同様に前面吸気・後方排気の設計を採用し、機器内の冷却効率を高めていることが特徴。また、ケーブル接続インタフェースをサーバ側の接続インタフェースと同じ方向にすることでケーブル配置が容易になり、高集積化を実現できるという。

「前面吸気・後面排気」の構造

電源はAC200Vに標準で対応。省エネ法が定める基準を満たすほか、装置内の内蔵センサーによる消費電力の監視が可能。測定した消費電力はSNTMP(Simple Network Management Protocol) による採取できる。

また、未使用ポートを自動的に抑止できるなど状況に応じた省電力運用を実現できる。

同シリーズのラインナップと価格は以下の通り。最上位機種となる「SR-X526R1」は、富士通研究所開発のLSI採用により、伝送遅延400ナノ秒の品質性能を持ち、同等のスイッチ製品の省エネ法基準値(413.40W以下)を約70%削減するという。

SR-X316T1 SR-X324T1 SR-X340TR1 SR-X526R1
ポート数(10GBASE-SR/LR/CR) - - 4(SFP+) 26(SFP+)
ポート数(10/100/1000BASE-T) 16 24 40 -
スイッチ容量 32Gbps 48Gbps 160Gbps 400Gbps
パケット処理性能 23Mbps 35Mbps 119Mbps 297Mbps
MACアドレス登録数 8,000 8,000 32,000 16,000
内部電源二重化 - - オプション オプション
AC200V電源対応 対応(AC200V電源用ケーブルが必要) 対応(AC200V電源用ケーブルが必要) 対応(AC200V電源用ケーブルが必要) 対応(AC200V電源用ケーブルが必要)
DC電源対応 - - - 対応(DC電源搭載モデル)

販売価格
・SR-X526R1 AC電源搭載プレインストールモデルV1 195万円
・SR-X526R1 DC電源搭載プレインストールモデルV1 195万円
・SR-X340TR1プレインストールモデルV1 84万円(5月31日出荷開始)
・SR-X324T1プレインストールモデルV1 10万8000円(5月31日出荷開始)
・SR-X316T1プレインストールモデルV1 8万8000円(5月31日出荷開始)