ATENジャパンは4月19日、1UサイズのKVMコンソールドロワー「CL5800」を発表、4月30日に出荷を開始する。現場で作業するユーザのニーズを考慮し、ドロワー上部のLCDパネルと下部のキーワード/タッチパッドパネルが別々にスライドできる「デュアルスライド構造」を採用している。

KVMコンソールドロワーとは、サーバやKVMスイッチのコンソールデバイス(キーボード、マウス、モニタ)の機能を1つのデバイスに集約したもの。同製品はデュアルスライド構造を採用しているため、キーボード/タッチパッドを使用しない場合は下部パネルをラックに収納し、上部のLCDパネルだけを起こしてモニタリング作業を行うことができる。また、製品リア側にはPS/2とUSBに対応したセカンドコンソールポートを搭載しており、パネルを引き出せない場合もリアパネルに各デバイスを接続して操作を続けることが可能。1Uサイズに集約されているので狭いスペースでも利用できるほか、ラックの施錠が可能になるためセキュリティも保全される。

価格は22万5,000円(税別)、対応ラックの奥行きサイズが42 - 70cmのショートタイプ「CL5800NJJS」と68 - 105cmのロングタイプ「CL5800NJJL」が用意されている。

KVMコンソール「CL5800」。右はキーボード/タッチパッドパネルを収納してLCDパネルだけを使用しているところ