アイシェアは4月19日、20代から40代の男女426名のネットユーザーを対象に実施した起業に関する意識調査の結果を発表した。同調査では、「起業家として必要なスキル」、「知人から起業したいと言われた時の反応」などについて聞いている。
自分が起業することを想定し、「起業家として必要なもの」を聞いたところ(複数回答形式)、最も多かったのは「高いコミュニケーション能力」(全体の63.8%)だった。以下、「資金調達のノウハウ(59.6%)」「オリジナリティのあるアイディア(58.2%)」「幅広い人脈(57.7%)」「優れたビジネスセンス(50.7%)」が5割台で続いた。
男女別では、男性では「資金調達のノウハウ(59.0%)」「高いコミュニケーション能力(58.6%)」「幅広い人脈(58.2%)」が上位だったのに対し、女性では「高いコミュニケーション能力(71.4%)」「オリジナリティのあるアイディア(65.7%)」「優れたビジネスセンス」「資金調達のノウハウ」(共に60.6%)が上位と、男女で差が出る結果となった。
親しい人が十分な準備が整っていない状態で起業すると聞いたらどう思うかという問いにおいて、「とても賛成」とした人は4.7%とごくわずかで、「どちらかというと賛成」とする人の26.3%を合計しても『賛成』派は31.0%にとどまった。女性は80.6%が『反対』派という回答になった。
また、プロによるサポート体制(資金調達相談やビジネスプラン形成など)がもっと発達すれば、起業をしたいと思う人は増えると思うか聞いたところ、「かなり増えると思う(21.4%)」と「少し増えると思う(62.7%)」と、合計84.0%の人が『増えると思う』と期待感を表した。なかでも女性(86.3%)と30代(86.4%)・40代(86.5%)は期待度が高く、40代では26.5%が「かなり増えると思う」と答えた。
起業のためのサポート体制が整えば、起業は増えるか? 資料:アイシェア |