景気の悪化に伴う業績の悪化により、人員削減を着々と進める企業が続出する昨今。そんなサラリーマンにとっては厳しい時代において、会社から重宝される人材となるために、日ごろから意識しておきたい心得とは? 米国のビジネスサイト「Productivity501」に掲載された「価値ある従業員になるための5つのTips(原題: 5 Tips To Become More Valuable At Work)」を紹介する。

1. 出社は5分前までに

労働の成果と時間量に直接的な因果関係はないとはいえ、多くの上司が時間を労働成果の基準と考えている。条件がすべて同じの従業員が二人いるとして、そのうちどちらかを解雇しなければならないとしたら、少し早めに出社している従業員と、いつもオフィスに始業時間ギリギリに現れる従業員のどちらを選ぶかは言うまでもない。

2. 噂話は厳禁

噂話(ゴシップ)というのは時間の無駄以外の何物でもない。他人の噂話ばかりしているような"社内情報通"に、確かな情報を提供しようとする人はいない。

3. 調停者を引き受ける

異なる視点を持った人々が協調して働くのを援助する能力というのは非常に貴重な能力である。人々の間のコンセンサスと妥協を取り付けることができるということは、すべての人の効率をより向上させる。

4. 情報を自由に共有する

他人に情報を与えないことによって、その情報の重要性を増加させようとする人もいるが、これは人から嫌われるもとである。また、人々が求める最低限の情報しか提供しないというのは、あなたが彼らを失敗に陥れようとしているように思わせてしまう。価値のある人材になりたいなら、人々があなたと楽しんで働けるようでなければならない。

5. 他人を立てる

他を陥れて自分をよく見せようと考える人が多いかもしれないが、他人を持ち上げることは必ずしも自身を傷つけることにはならない。助けられた人は、あなたに対して信頼を寄せ、あなたが困ったときには今度は助けてくれるものだ。周囲を立てる場合には、信用を植えつけるというのが初歩的なよい方法。たとえば同僚が協力してくれた報告書が上司に誉められたなら、「同僚の協力があってこそ」と進んで上司に伝えよう。あなたを利用しようと企んでいる人々よりも、あなたの成功を助けようと思っている仲間と仕事をすること。