Panda Securityは4月15日、クラウドベースの企業向けSaaS(Security as a Service)「Panda Cloud Internet Protection」を発表した。同サービスはボットネット、フィッシング、クロスサイトスクリプティングなど、Web上で発生するあらゆる脅威から企業のリソースを保護する。
同サービスはアクセスコントロール機能を含んでおり、企業ベースでのURLフィルタリング、ソーシャルネットワーク、ブログ、ストリーミングといったWeb 2.0 アプリケーション利用の適正化などを実現する。Web 2.0 アプリケーションを特定するために、ダイナミックコンテンツ分析技術(DCTM:Dynamic Content Classification Technologies)が導入されている。
同サービスでは、遅延が15マイクロ秒未満のグローバルなネットワークによるクラウドベースでトラフィックの監視や分析が行われる。その時、ログやポリシーの管理は集中化されていながら、ポリシーは世界中のゲートウェイ上で処理され実行される。各ゲートウェイは毎秒25万トランザクション(通常の他のプロキシサーバの約50倍から100倍)の速度でトラフィックを監査することが可能だ。
同サービスは単体で提供されるほか、Panda Cloud Protection(Panda Cloud Email Protection、Panda Cloud Office Protection 含む)とのパッケージで提供される。日本での販売およびサポート開始次期は未定。