毎日コミュニケーションズは4月15日、「2011年卒マイコミ新卒採用予定調査」の調査結果を発表した。
同調査では、2011年卒の採用予定者数について「前年並み」と回答した企業が最も多かったことが判明。また、採用予定者数は大学院生、大学生について「増やす」と回答した企業の割合が増加し、大学(文系):13.1%(前年比5.5%増)、大学(理系):14.1%(同6.1%増)という結果になっている。
大学院・大学卒の採用予定者数に関する調査結果。詳細は「マイコミ採用サポネット」で入手できる |
「2011年卒マイコミ新卒採用予定調査」では、ほかに採用実施の理由や学生に対する評価基準、採用予算といった項目についても調査が行われており、厳しい雇用情勢が続くなかでも、「販売・営業部門の増強」「経営状態の好転・既存事業の拡大」といった採用理由の割合が伸びており、「将来を担うコア人材の確保に取り組む企業の姿が見えてくるようだ」という見解が示されている。また、全体的な採用傾向については「『徹底して質』を重視した『厳選採用』の傾向が今年も続く」とされており、「学生にとっての就職活動は以前厳しい環境にさらされている」という状況が明らかになった。
同調査は、企業の新卒採用に対する意識や採用活動の動向を把握することを目的として、2001年から毎年実施されているもので、今回の調査期間は2010年2月5日~3月8日。アンケートの送付対象は新卒採用実績のある国内7,880社で、有効回答数は1,355件(上場 275社/未上場 1,080社)。