NASAは4月14日(現地時間)、NASAとGeneral Motorsが共同開発した人間型ロボット「Robonaut2」(以下、R2)を今年9月にスペースシャトル「ディスカバリー」で国際宇宙ステーション(ISS)に送り込むことを発表した。
R2は重さ約136kg(300パウンド)で、頭部、胴体、2本の手と腕から構成される。その手先はまるで人間のようで、人間と同様に道具を扱うことができるようデザインされている。
NASAは、今回のプロジェクトについて、「次世代のロボットが宇宙と地球で稼働できること、さらに、人間の代わりではなく、宇宙飛行士の同僚として役割を果たせることを実証するもの」としている。
今のところR2はまだプロトタイプの段階にあるため、温度差の激しいスペースシャトルの外で活動することは不可能で、当面、R2の活動範囲は実験棟に限られる。
R2は将来的に、宇宙飛行中、人間にとって難しかったり、危険だったりするタスクを宇宙飛行士に代わって行うことが期待されている。