STMicroelectronicsは、DisplayPortインタフェース搭載PCやモニタ、プロジェクタなどの保護機能を強化する保護IC「DPIULC6-6DJL」を発表した。すでに量産出荷を開始しており、単価は3,000個購入時で約0.30ドルとしている。
同製品は、ディスプレイ機器を損傷または破壊する可能性のある静電気放電(ESD)の影響を受けやすいDisplayPort回路を保護するというもので、DisplayPort Vesa 1.1a規格で定義されている主要データ・チャネルと補助データ・チャネルの異なる要求をサポートするための最適化が施されている。
また、電圧スパイクを阻止する機能を搭載していながら、高速データ信号に対する透過性を備えるほか、それらの信号を最大速度とパワーで歪みなく通過させることが可能だ。
帯域幅は5GHzで、特性インピーダンスは100Ω±10%(100Ω差動レイアウトと100%の互換性)、1.5pF以下のVesa 1.1a規格に基づいた静電容量、低静電容量変動0.05pFとなっている。