プライスウォーターハウスクーパースジャパン(以下、PwC Japan)と慶応義塾大学は4月13日、日本での監査・コンサルティングビジネスを題材とした寄付講座を、春学期の4月から9月にかけて開講すると発表した。

同講座の名称は「New Challenges for the Japanese Economy: From the Perspective of Practitioners」で、主な受講対象は同大学大学院経済学研究科と経済学部の学生と海外からの短期留学生。会場は同大学の三田キャンパスとなる。

予定されている主な講義内容は「日本経済におけるコンサルティングビジネスの役割」「事業再生の最前線」「M&Aの最前線」「資産としての情報:情報セキュリティの重要性」「Corporate Performance Management」「Post Merger Integration」「国際会計基準と企業経営」「地域活性化とファミリービジネスの役割」「金融危機と新しい金融監督のあり方」「グローバル化と税制」「市場インフラとしての監査とディスクロージャー」「「企業経営におけるITの重要性」など。いずれも実務の最前線の内容がもとになっているという。

講義は全15回で、それぞれ1時間のレクチャーと30分の質疑応答で構成される。使用される言語はすべて英語で、講師はPwC Japanの現役会計士やコンサルタントが担当する予定となっている。

なおPwC Japanは、あらた監査法人、プライスウォーターハウスクーパース株式会社、税理士法人プライスウォーターハウスクーパース、その関連会社の総称。