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12日(米国時間)、Firefox 3.7へ向けた最新プレビュー版となるFirefox 3.7 Alpha 4が公開された。次の3つのパッケージが提供されている。

Firefox 3.7 Alpha 4で導入された機能や変更点をまとめると次のとおり。

Firefox 3.7 Aplha 4の主な新機能
パフォーマンスの改善。シャットダウン時の処理を97%高速化、メインスレッドにおけるI/O処理の削減、ハードウェア機能利用範囲の拡大など。
テキストエリアのサイズ変更機能をデフォルトで有効化。この機能はメジャーブラウザではChrome5やSafari4がすでにデフォルトで有効になるように設定している。
プライバシ向上のためCSS :visitedの扱いを変更。
CSSプロパティへマップされたSVG属性がアニメーション可能に。
Firefox 4.0で導入を目指しているUIに近い設定が可能。タブの表示位置の変更とメニューバーの非表示を組み合わせるとFirefox 4.0のUIにかなり近づく。
アドレスバー検索の結果に表示されているタブが含められている場合は「Switch to Tab」の表示を追加。
WindowsおよびLinuxにおけるプロセス分離機能の改善。またMac OS X向けにはじめてプロセス分離機能を実装。

テキストエリアのサイズがデフォルトで変更可能

SVGデモページ Firefox 3.6.3 - アニメーションしない

SVGデモページ Firefox 3.7a4 - アニメーションあり

Firefox 3.6.3のアドレスバー検索

Firefox 3.7a4のアドレスバー検索 - 現在表示しているタブも表示される

ユーザにUI変更のインパクトを与えないという目的で、UIの変更はFirefox 3.7では3.6と4.0の架け橋的なものに止まる見通し。ただし、設定次第では4.0に近いところまでUIを変更することができる。より新しい機能を活用したいアドバンスドユーザには朗報といえる。