徳島県、防災サービスの基幹システムに「Yahoo!メール」を採用

徳島県とヤフーは4月12日、同県の県民向け防災サービスの基幹システムとして「Yahoo!メール」が採用されたことを発表。安否確認のほか、地域コミュニティ育成、地域活性化を踏まえた防災サービス「すだちくんメール」として、県民と県関係者向けに5月10日からサービスを提供開始する。

同サービスの利用は無料。徳島県のホームページ上で利用申し込みを行うと、安否確認の際に活用する「@ourtokushima.jp」というドメイン名が付与されたメールアドレスが発行されるという。

同サービスには、PCだけではなく携帯電話のメールとの連携機能(携帯電話のメールへの自動通知設定の仕組み)も実装され、有事の際の利便性向上が図られる。また、すでにYahoo!メールを利用している徳島県のユーザーに対しても上述のメールアドレスが付与され、既存のアカウントとの連携が可能になるという。

徳島県は同サービスについて、「電話がつながらない場合でも家族や近所といったグループ単位での安否確認が可能となり、被災の大きい地域の早期支援につなげることができると考えている」としている。

また、同サービスは防災のみならず、平時における地域コミュニティ構築ツールとしての活用も検討されているとのことだ。