ユニアデックスは4月12日、シスコシステムズ(以下、シスコ)のサーバ製品「Cisco Unified Computing System」(以下、Cisco UCS)による「プライベートクラウド構築サービス」を4月13日より提供開始すると発表した。

同サービスはシスコの「Cisco UCS」をベースに仮想化や高可用性、運用管理の自動化、コミュニケーション機能を実現するための技術やソリューションが統合的に提供されるもの。

仮想化技術はVMwareのクラウドOS「VMware vSphere」とデスクトップ仮想化製品「VMware View」によって提供される。これによって、クライアント環境の集中管理が可能となり、セキュリティ強化を図るとともに、主に中規模以上のサーバ仮想化基盤におけるサーバ使用率やサービスレベルの向上を実現する。

また、Oracle DatabaseとOracle Real Application Clustersの組み合わせによって24時間365日の稼働に対応する高可用性が実現され、TCO削減を可能にするトランザクションのデータ管理環境が提供される。

運用管理についてはEMCのソリューション「EMC Ionix」が採用され、プロビジョニングや構成管理、コンプライアンス管理といった日常の業務に加え、障害発生時の原因追求に関するプロセスが自動化される。

コミュニケーショーン機能としては、Microsoft Exchange Server、Microsoft Office SharePoint Serverが提供される。

「プライベートクラウド構築サービス」の参考価格はブレードサーバー2台、シャーシ1台、ファブリックインターコネクト1台の構成で918万5000円(税別)。同社は同サービスを中・大規模企業におけるプライベートクラウド構築のための製品として位置付けており、「今後3年間で40億円」という販売目標を設定している。