Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers. |
Ubuntu 10.04のリリースが4月末に迫っている。長期サポート版(LTS: Long Term Support)であり、新しいテーマが採用されるなど注目されている。起動時間が大幅に改善され扱いやすさの前評判もいい。それ以外にもUbuntu 10.04はデフォルトの検索エンジンがGoogleからYahoo!に変更されると通達があり注目を集めていた。
しかし、1月26日(協定世界時)にLucid changes to Firefox default search providerとしてYahoo!への変更を発表したRick Spencer氏は、2ヶ月半後には態度を一変させた。7日(協定世界時)にはFollow up to Default Search Provider Changes for 10.04のメールでこの変更を差し戻すことを通達している。
従来どおり、Ubuntu 10.04のデフォルトブラウザはFirefoxであり、検索エンジンはGoogleということになる。なぜこのタイミングでYahoo!からGoogleへの差し戻しを実施したのかという説明はなく、ユーザ体験やユーザの傾向、Ubuntuへのコストや利益などさまざまな要件を考慮したうえで決定しているという曖昧な表現が使われている。どういった意思決定が実施されたのかわからないが、Ubuntu 10.04よりも前のバージョンから10.04にアップグレードするユーザは、検索エンジンの違いに悩まされることはなくなるようだ。