日本ヒューレット・パッカードは4月7日、省スペース型ワークステーション「HP Z200 SFF Workstation」(以下、Z200 SFF)、およびワークステーション向けモニター「HP ZR22w プロフェッショナル液晶モニタ」(以下、ZR22w)、「HP ZR24w プロフェッショナル液晶モニタ」(以下、ZR24w)を発表した。
Z200 SFFは、最小構成価格12万225円で提供される同社製ワークステーションのエントリーモデル。高さ338mm×幅100mm×奥行き381mmのコンパクトな筐体に、同社のミニタワー型ワークステーション「Z200」と同様のインテル最新アーキテクチャーを搭載できる。
プロセッサーは、クアッドコアのXeon 3400シリーズ、およびデュアルコアのCore i5、Core i3シリーズから選択可能。メモリについては、DDR3 ECCメモリを最大16GB搭載できる。また、NVIDIA Quadro FX380LPやATI Fire Proといったグラフィックスカードを組み込めるほか、ビデオ会議ソフトウェア「HP SkyRoom」なども搭載されている。
Z200 SFFは、4月15日より販売が開始される。
一方、モニターに関しては、ZR22wが最大解像度1920×1080の21.5インチワイド液晶モニター、ZR24wが最大解像度1920×1200の24インチワイド液晶モニターになる。両製品ともに、sRGB比100%を超える広色域(ZR22wがsRGB比101%/カバー率96%、ZR24wがsRGB比102%/カバー97率)、コントラスト比3000:1(ダイレクトコネクトレート)を備えた高品質S-IPSパネルを搭載。省電力の国際標準規格「Energy Star 5.0」にも準拠している。
価格は、ZR22wが3万6750円~、ZR24wが5万7750円~。4月8日より販売が開始される。
また、日本HPは、ワークステーションの上位モデル「HP Z800 Workstation」(以下、Z800)、「HP Z600 Workstation」(以下、Z600)、「HP Z400 Workstation」(以下、Z400)において、インテルXeonプロセッサー5600番台搭載製品を販売することも発表した。
各モデルの価格、搭載可能プロセッサー、販売開始日は以下のとおり。
モデル名 | 最小構成価格 | 販売開始日 | 搭載可能プロセッサー |
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Z400 | 21万円 | 4月15日 | Xeon W3680(6コア) |
Z600/Z800共通 | 17万6400円 | 4月22日 | Xeon X5670、X5660、X5650(以上6コア)、Xeon X5667、E5640、E5620、E5507(以上4コア) |
Z800 | 16万7475円 | 4月15日 | Xeon X5680(6コア)、Xeon X5677(4コア) |
そのほか、Z600とZ400は、フロントパネルにIEEE1394ポートを追加したうえ、Z600は従来のUnbufferedメモリに加え、Registeredメモリに対応し、最大メモリ搭載容量が24GBから48GBになり、Z400はメモリスロット数を4本から6本に拡張し、最大搭載容量が16GBから24GBに変更されている。