NTTコミュニケーションズは4月7日、3G以降のすべての携帯端末およびiPhoneに対応した「モバイルユーザ向け CM動画広告サービス」を発表、同日提供開始した。同サービスは動画配信を中心に、モバイルサイトの企画/制作から誘導施策/実施レポートまで、NTTコミュニケーションズがワンストップで提供するもの。情報の取得先をテレビから携帯端末に移しつつある若年層に、携帯端末上で広告主のTV CMを見せることを狙いとする。
同サービスは
- モバイルサイトの企画/制作
- さまざまな端末に対応した動画配信システム(ストリーム配信)の構築
- モバイルサイトへの誘導施策
- 効果測定の検証
といったモバイル動画広告に求められる一連のステップを広告主に提供するもの。インプレッション型ではなくクリック報酬型を採用している点が特徴。閲覧者数の多い大手モバイルサイトと連携し、動画広告を掲載するサイトへの誘導を行う。動画広告配信は無料で、1誘導あたりのクリック単価は10.5円。また、モバイルサイトをもっていない広告主には、素材の入稿と簡単なヒアリングのみでサイトを構築するサービスも提供する。価格は26万5,000円から。サイトの保守/運用は3カ月間無料。
若年層を中心にTV離れが進む中、携帯端末における動画広告配信に多くの広告主が注目しているが、サイト構築や認知拡大、効果測定などに専門のノウハウが必要で、数多くの端末に対応させなくてはならず、すべてをゼロから実施しようとすると多額の費用がかかってしまう。同サービスは大手のモバイルサイトと連携することでプロモーションの促進を図り、クリック数に応じて費用を支払うため、無理のない金額ではじめることが可能。あらかじめ広告費用の上限を決めておくこともできる。また、サイト誘導に関するクリック数などを測定した実施レポートも提供される。