IPサイマルラジオ協議会は7日、ラジオ放送のインターネット同時配信サービス「radiko」でストリーミングのセキュリティ強化を実施した。これにより、エリア外聴取機能を持つradikoクライアントからの受信ができなくなる。
民放AM/FMラジオ放送のインターネット同時配信試験は、関東および関西の一部エリアを対象としたサービスになっている。同協会は、本試験は権利者や広告主などの理解のもと実施されているとし、エリア外聴取やアプリ上での広告収益化を可能にするアプリケーションの存在を「radikoの存続を危うくする」ものと問題視。ストリーミングのセキュリティを強化することで、聴取の制限措置をとった。
なお、同協会ではWebブラウザ以外からradikoを聴けるガジェットを4月12日に公開する予定となっている。