日本時間2010年4月5日午後7時21分にNASAケネディ宇宙センター(KSC:John F. Kennedy Space Center)から打ち上げられたスペースシャトル「ディスカバリー(Discovery)」は、日本時間4月7日16時44分に国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングした。
同日18時11分には山崎直子宇宙飛行士らディスカバリーの登場クルーは、ISSに入室、第23次長期滞在クルーとして滞在している野口聡一宇宙飛行士らと合流を果たした。
これにより初めて日本人が宇宙空間に2人同時に滞在することとなる。
長期滞在クルーおよびディスカバリーのクルーは、共同作業として、ディスカバリーのペイロードベイ(貨物室)からセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System:OBSS)を取り出す作業などが行われている。
OBSSの取出しは、飛行4日目の「レオナルド(多目的補給モジュール1)」の取付けに備えた作業で、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)によりペイロードベイから取り外されたOBSSは、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System:SRMS)に受け渡された。なお、SSRMSの操作は、山崎宇宙飛行士とステファニー・ウィルソン宇宙飛行士が担当した。
物資の移送作業は、レオナルドの起動後に行われ、飛行5日目には第1回の船外活動などが行われる予定。
山崎宇宙飛行士のISS滞在は4月16日までで、その後ディスカバリーはISSを離れ、4月18日に地球に帰還する予定。