NECは、おもに基幹業務系の用途を想定したA3対応カラープリンタ「Color MultiWriter 9100C」を発表した。4月14日より出荷が開始され、価格は178,000円(税別)。
融点の低いEA-Ecoトナーの低熱容量定着ユニットの採用により、TEC値1.29kWhを達成したほか、制御系の電源回路を加え、スリープモード時の消費電力を0.9W以下に抑えるなど、低消費電力を実現している。トナー節約機能も「ややうすい」(25%削減)、「うすい」(40%削減)、「かなりうすい」(60%削減)の3段階から選択できるほか、ドラムカートリッジやトナー回収ボックスをあらかじめ本体に取り付けて出荷することにより梱包材を廃止するなど、環境性能の高い製品になっている。
また、使いやすさを高めるため、給紙、トナー交換、手差しなどの日常のほとんどの作業を前面と上面から行うことができ、左右にスペースを空ける必要がないため、設置の自由度が高まっている。そのほか、トナーもコンパクトで、予備トナーの置き場所にも困らない。
最高解像度は1,200×1,200dpi、給紙容量は標準トレイで305枚(最大2,505枚)、メモリは256MB(最大1.25GB)、インタフェースは100Base-TX(オプションで1000Base-Tに対応)とUSB 2.0。外形寸法はW499.5×D538×H406mm、重量は44kg(消耗品を含む)。