エプソンは、新開発の「水性ホワイトインク」を採用したA1プラス対応の大判インクジェットプリンタ「PX-W8000」を発表した。4月14日より国内で販売が開始され(海外では販売開始済)、価格はオープンプライスだが、予想販売価格は150~190万円程度。同社調べによれば、「水性ホワイトインク」を使った大判プリンタは世界発だという。
水性ホワイトインクを採用することにより、高濃度での白印刷を実現するとともに、オレンジ、グリーンインクの搭載により、明るく鮮やかなグリーンからイエローおよびイエローからレッドの幅広い色再現領域を実現した。
水性ホワイトインクは、印刷後の熱乾燥などの特別な処理を行わなくても常温での乾燥が可能で、取り扱いや日常のメンテナンスも簡単だという。また、印刷後の残臭も少なく、有害な揮発性有機化合物も発生しない環境に配慮したインクとなっている。
インタフェースは、 USB 2.0と100Base-TX/10Base-T。対応用紙は、単票の場合はA4縦~A1プラス、ロール紙の場合は254mm~610mm。最大解像度は1,440×1,440dpi。外形寸法はW1,356×D903×H1,218mm(通常用バスケット使用時)で、重量は約103kg(インクカートリッジ含まず、フィルム用バスケット含む)。