米Microchip Technologyは、iPodおよびiPhone向けのアクセサリ製品を同社のPIC MCUを使って開発するための開発キットを3種類発表した。これらのキットはハードウェアのサンプルと、インプリメントに必要なソフトウェアから構成されており、Digital-Audioサウンドステーションやドッキングステーション、あるいはiPod/iPhoneと組み合わせた新しい製品を迅速に開発することを可能にすると同社は述べている。
今回発表されたのは以下の3製品。
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「Digital Audio Development Platform for iPod and iPhone」(Photo01)
デジタルオーディオ出力を拡張するほか、ヘッドフォン/I2Sオーディオ出力をサポートし、ユーザーインタフェースをプログラミング可能である。またオーディオ/ビデオの能力拡張が可能で、PC/MACとの接続をサポートする。 -
「8-bit PIC MCU Accessory Development Platform for iPod and iPhone」(Photo02)
8bit PIC MCUを使ってのアクセサリ開発を念頭においており、ユーザーインタフェースをプログラミング可能で、iPod/iPhoneの充電機能を持つ。またオーディオ/ビデオの入出力機能も搭載する。 -
「16/32-bit PIC MCU Accessory Development Platform for iPod and iPhone」(Photo03)
同社のExploler 16開発ボードとドーターボードの組み合わせで提供され、16bit/32bitのPIC MCUでのアクセサリ開発が可能である。iPod/iPhoneの充電機能を持つほか、オーディオ/ビデオの能力拡張が可能である。
なお同社では開発者はMicrochipの650を超える8/16/32bit MCUのポートフォリオを活用することで、容易に開発が可能であるとしている。さらにMicrochipでは、iPod/iPhone向けアクセサリ開発者に対し、無償ライセンスのソフトウェアライブラリを提供しており、これにより、より迅速なアプリケーション開発が可能になるとしている。