LSIは、6Gbps SASスイッチ「SAS616xシリーズ」として「SAS6160」「SAS6161」の2製品をOEMユーザ向けにサンプル出荷することを発表した。
2製品を活用することで、複数のサーバから複数の独立した外部ストレージ・システムへの接続が可能となり、DAS(Direct Attached Storage)環境でのSASアプリケーションの能力を拡張することが可能となる。
2製品とも、ストレージ・リソースを複数のホストにまたがって安全に共有できるようにする、ゾーニング機能を備えており、これにより、ストレージ・リソースの可用性を高めてストレージの孤立状態を解消、ストレージの管理、バックアップ、アップグレードを容易に実行することが可能となるという。
独自のシリコン、ファームウェア、およびソフトウェア技術をベースとしたフル・サイズおよびハーフ・サイズの1Uフォーム・ファクタのサイズで提供される16ポートを備えたラック・マウント型の製品となっている。ラック・マウント・サーバへの組み込みが可能で、既存のSASインフラ環境との完全な互換性を備えている。
また、各ポートともx4のワイド・ポートで、単一ポート当たり24Gb/sでの接続が可能であり、16ポートの統合帯域で最大384Gbpsのバンド幅を実現する。
さらに、SASおよびSATA接続によって1,000台以上のデバイスとの接続が可能であり、これによってユーザは大型SASトポロジと階層型ストレージ・ソリューションのメリットを享受することが可能となるほか、2つのスイッチを使用し冗長データ・パスを構成することにより、高可用性のアプリケーションのサポートも可能だ。
なお、OEMユーザへの製品出荷は2010年後半が予定されている。