リコーは、Javaプログラミングの経験を持つ日本国内の大学の学生/大学院生および指導教官を対象とした、同社のデジタル複合機(MFP)上で稼動するJavaによるビジネスアプリケーションの開発技術を競うコンテスト「RICOH & Java Developer Challenge2010」の参加募集を開始した。同コンテストは、欧州で4回開催され、日本でも2008年より開催、今回で3回目となる。

「RICOH & Java Developer Challenge2010」応募締め切りは2010年6月11日となっている

同コンテストは、同社が提供するMFPのJavaプラットフォーム上で組み込みプログラミングの技術を競うことにより、若い世代の技術力の向上を図るとともに社会のニーズに応えられる人材の育成を支援することを目的としている。このため、リコーでは、同コンテストの開発期間中に、無償で開発キットの提供や参加学生を対象としたプログラミング講習会を実施するほか、専用技術サポート窓口を開設するなど、技術指導も行っていく。

コンテストでは、エミュレータを用いて開発したプログラムによる一次選考を実施。同選考の通過チームに対しては、MFPが貸出され、2011年1月の最終選考に向けた実機でのプログラミングが行われることとなる。最終選考会では独創性、システムデザイン、プログラムの完成度、MFP上でのデモンストレーション、プレゼンテーションスキル、技術資料の品質などが評価の対象となる。

スケジュールは募集期間が2010年6月11日まで。一次先行が2010年10月に予定されており、最終選考が2011年1月を予定されている。

なお、グランプリには楯のほか、商品として20万円相当の商品券およびリコーのデジタルカメラ1台が送られるほか、準グランプリ、リコー賞などの各章も用意されている。