凸版印刷は、「使いやすさ」、「分かりやすさ」、「心地よさ」までを配慮したユニバーサルデザインの先進的な取り組みの強化を図るため「トッパンユニバーサルデザイン宣言」を4月1日に制定した。
トッパンユニバーサルデザイン宣言は、UDを持続的な成長を続けるための最も重要な観点の一つであると捉え、活動を強化する姿勢とその目的を改めて社会に明確に示すために制定。
2001年に制定された、より具体的なデザイン原則である「トッパンユニバーサルデザイン6原則」を改訂し「感性(心地よい、などの心理面)」もUDの重要な要素として取り扱うことを明確化した。また、同宣言では、これまで「できる限り多くの人々が使いやすい」を目指していた方向性に加え、より個性を加味し選択の幅を広げるパーソナライズ、カスタマイズの思想を取り入れる姿勢を明確化。
同宣言の内容とトッパンユニバーサルデザイン7原則は以下を参照。
トッパンユニバーサルデザイン宣言
トッパンユニバーサルデザイン7原則
1、さまざまな人々の身体・知覚特性に対応しやすくなっている。
2、視覚・聴覚・触覚など複数(多重)の方法により、わかりやすくコミュニケーションできる。
3、直感的にわかりやすく、心理的負担が少なく操作・利用できる。
4、より少ない力での取り扱いや、移動・接近が容易など、身体的負担が少なく操作・利用できる。
5、素材・構造・機能・手順・環境などへの配慮があり、安全に利用できる。
6、適正な価格での提供、社会への充分な供給が可能である。
7、心地よさ・楽しさ・美しさなどへの配慮があり、感性に響く魅力が感じられる。