米カンザス州にある"トペカ(Topeka)"という街を覚えているだろうか? ……と言われてもピンとくる人は少ないだろう。あのGoogleの1Gbps光ファイバー計画に合わせて、市名を「グーグル(Google)市」に変更したことが話題になった、あの"トペカ"だ。そんな同市に敬意を表したのか(あるいは変なものに感化されたのか)、Googleがなんと今度はサービス名を「Topeka」に変更したのだ。米Google.comのページでトップページロゴが変貌した様子を確認できる(日本からは確認できないかもしれない)。
この事実を知らない人がGoogle.comにアクセスすると、まずはそのトップページに面食らうだろう。普段のGoogleロゴが消え、そこにはカラフルな「Topeka」の文字が……。ロゴにカーソルを合わせると「a different kind of logo」と解説があり、検索窓の下にはご丁寧に「Not In Kansas: learn about our new name.」と位置情報サービスの表示まである。残念ながら筆者はカンザス州にはいないので(サンフランシスコからアクセス)、実際に現地にいた場合にどのように表示が変わるかは知らない。これら経緯を知るためにGoogle改めTopekaのロゴをクリックすると、Google公式Blogの解説ページへとジャンプする。
それによれば、このトペカ市に対してGoogleがどのように最大限敬意を表せるか考えたところ、カンザス州の現地時間で4月1日の午前1時(CDT)のタイミングで今回のようなサービス名の変更を思いついたのだという。要はエイプリールフールのジョークのひとつで、1日限定のサービスということだ。解説ページにはトペカ改めグーグル市の歴史なんかがちょこっと説明されているので、ヒマがある人は一読しておくのもいいだろう。しかも署名には「Posted by Eric Schmidt, Chairman and Chief Executive Officer, Topeka Inc.」(社名も変更!)とまで。解説の最後には「Googleは今回の件でブロードバンド計画の選定先を特別扱いすることはなく、あくまでカンザスは申し込み地域の1つに過ぎません」と但し書きがついている。