独立行政法人情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター(以下、SEC)は3月31日、「機能要件の合意形成ガイド」を同社のWebサイトで公開した。
機能要件の合意形成ガイドは、民間システム開発企業等9社で構成する「発注者ビュー検討会」から譲渡された「発注者ビューガイドライン」をベースに、SEC内に設置した「機能要件の合意形成技法ワーキンググループ」での検討内容を反映させるかたちで作成された。機能要件の合意形成技法ワーキンググループには発注者側企業もメンバーに加えられており、同ガイドでは発注者と開発者の双方の視点から「システム像を共有し、行き違いなく合意形成を行ううえで有効と思われる"コツ"」を278個盛り込んだという。
対象としている技術領域は、「画面」、「システム振舞い」、「データモデル」、「帳票」、「バッチ」、「外部インタフェース」の6つ。これらのうち、帳票、バッチ、外部インタフェースの3つは、発注者ビューガイドラインにはなかった領域で、機能要件の合意形成ガイドにおいて新たに追加されたものになる。