OpenSSLプロジェクトチームは29日(米国時間)、OpenSSLの最新版にして初のメジャーバージョンとなるOpenSSL 1.0.0を公開した。OpenSSL: Source, Tarballsにおいて最新版をダウンロード可能。一つ前のリリースバージョンとなる0.9.8nがリリースされたのはさらに5日ほど前の24日(米国時間)だが、さらに機能改善や新機能追加が実施されたバージョンとされている。
OpenSSLプロジェクトチームはOpenSSL 1.0.0よりも古いバージョンを使っているユーザに1.0.0へのアップグレードを強く推奨している。0.9.8nとの詳しい変更点はhttp://www.openssl.org/source/exp/CHANGESにまとまっている。CHANGESにはすでにOpenSSL 1.1.0との変更点がまとめられており、開発段階にあるOpenSSLでどういった機能が実装されているのかも知ることができる。
OpenSSLはSecure Sockets Layer (SSL v2/v3)およびTransport Layer Security (TLS v1)のオープンソースソフトウェア実装。同仕様の実装としてはもっとも広く活用されているもののひとつで、多くのアプリケーションやシステムがOpenSSLを取り込んでいる。