日本電気(以下、NEC)は3月26日、10Gbpsに対応したボックス型マルチレイヤスイッチ「UNIVERGE QX-S5828T」(以下、QX-S5828T)を発表した。

QX-S5828T

QX-S5828Tでは、QXシリーズではじめてSFP+(Small Form-Factor Pluggable Plus)を採用。これにより、1Uサイズのコンパクト筐体に24の10Gbps対応ポートを搭載した。

また、スタック接続により最大4台のQX-S5828Tを1台の論理ユニットとして扱うことが可能。1台の論理ユニットで最大96ポートまで増設することができる。

さらにホットスワップにも対応し、運用中に電源ユニットやファンを交換することが可能になった。

最小構成価格は253万8000円。主な仕様は以下のとおり。

スイッチング容量 488Gbps
処理能力 363Mpps
ポート数 10/100/1000BASE-T 4
1000BASE-SX/LX/ZX40/ZX70/BX 最大24(SFP)
10G BASE-SR/LR 最大24(SFP+)
Auto MDI/MDI-X
MACアドレステーブル最大数 32k
Jumbo Frame対応 ○(9,216B)
VLAN機能 IEEE802.1Q、Port VLAN、Dynamic VLAN、QinQ、Guest VLAN、Protocol Base VLAN
最大VLAN数[IPアドレス設定可能数] 4,094[1,024]
スパニングツリー STP(IEEE802.1D)、RSTP (IEEE802.1w)、MSTP(IEEE802.1s)
リンク集約 Link Aggregation(LACP対応)
Ethernet関連 Flow Control(IEEE802.3x)、CoS(IEEE802.1p)
Multicast機能 PIM-SM、PIM-SSM、IGMPv1/v2/v3、IGMP snooping v1/v2/v3、 MLDv1/v2、MLD snooping v1/v2、MSDP、MBGP
ポートミラーリング
ネットワークプロトコル IPv4/IPv6
ルーティング機能 Static、RIPv1/v2、OSPFv2/v3、BGP4、RIPng
高信頼化・運用性向上機能 スタック接続、リングプロトコル、VRF、VRRP、VRRP IPv6、L2ループ検知、ブロードキャスト抑制/抑止、同一VLANポート間通信遮断、単方向リンク検出、smart-link
認証機能 RADIUS、IEEE802.1X、MACアドレス認証、ポートセキュリティ
802.1X認証機能 MD5、PEAP、TLS、802.1Xドメインセキュリティ
EAPOLフレーム透過機能
QoS機能 PQ、WRR、WFQ、CAR、WRED、DSCP(TOS trust/mark)、ポートシェーパー
サービス機能 DHCP Server、DHCP Relay、DHCP Client
運用保守機能 CLI、telnet、SNMPv1/v2c/v3、RMON、Syslog、ftp、 tftp、SSHv2、NTP、LLDP、BFD、sFlow、 DLDP、NQA、ポートミラーリング、RSPAN、Ethernet-OAM
対応MIB 標準MIB、PrivateMIB
DC電源タイプ機種名 QX-S5828T
外形寸法(WXDXH)mm (ゴム足除く) 440×427×43.6
重量 最大10kg
AC電源ケーブル固定用品 標準添付
19インチラック搭載用品 標準添付
電源 電源タイプ AC100~240V(90~264V) 、50/60Hz [DC-48V(-72~-40.5V)]
冗長化電源 電源モジュールタイプ 最大2台搭載(1+1冗長可)
消費電力 185W/176W[AC/DC]
環境条件 温度:0~45℃、湿度:10~90%(非結露)
EMI、環境基準 VCCI ClassA、RoHS指令対応