住商情報システムは3月19日、同社のERP製品「ProActive E2」のIFRS対応を表明するとともに、アドプションの適用準備からシステム構築、運用支援を統合的に提供する「IFRS適用コンサルティングサービス」を4月から順次開始すると発表した。
同サービスで提供されるメニューは以下の通り。
- IFRS適用アセスメント簡易診断
IFRSのアドプションが既存の経理規定や業務フロー、IT環境にどのように影響するのかを分析し、対応方針やスケジュールの計画を行う(同サービスの料金は2週間100万円~)。
- IFRS適用コンサルティング
IFRSに関連したトレーニング支援のほか、経理規程やIFRS適用後の業務フロー策定などを含めた全般的なコンサルティングを実施する。
- 運用・定着コンサルティング
IFRSアドプション後の基準改正や業務改善、グループ全体への新経理規程、業務フロー展開などの支援を行う。
同サービスの今後の展開について同社は、「今後3年間で順次段階的に体制を強化し、IFRSに向けたシステム構築が本格化すると想定される2013年には300名の支援体制を実現していく」としている。
なお、同社のERP製品「ProActive E2」のIFRS対応については3月24日から「資産除去債務」へのコンバージェンス対応支援機能が提供され、2012年12月までにアドプション対応機能が提供される予定となっている。